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クレーム千夜一夜 < 第65話 「はやっ!」の話 >

先月のことです。大阪での仕事が終わり、久々に大阪のお好み焼き屋で一杯となりました。50代の女性スタッフが席を案内してくれて、座ると「今日は混んでいて料理が遅くなるのでゆっくり選んでください」と言うと厨房に急ぎ戻ろうとしたのです。瞬時に「ジョッキのビールだったらすぐ出でくるよね?」と言い終らないうちに厨房に走って行きました。仕方ない、ゆっくりとメニュー決めました。およそ5分後に、先ほどの女性が隣のテーブルに料理を運んできたので終わるのを待って、後ろから二の腕を軽く叩くと「ハイハイ、生ビールですね」と振り返るや否や、また厨房に。約5分後に1杯目の生ビールが運ばれました。今こそ注文だ。「枝豆はすぐ出来るでしょ?」と言いながら「枝豆、贅沢お好み焼き、カキフライ」を注文しました。ところがその後は相変わらず一品も現れません。厨房を見ると70代の男性調理人が1人で、配膳は先ほどの女性1人です。「2人?事情があるのだろう」と心を広くして待ちました。当然、1杯目のジョッキは空です。女性スタッフが少し離れた席に料理を出していたので「もう一杯」とばかりに空のジョッキと指を1本上げました。こちらを見たはずですが反応はなく厨房へ。その5分後に、また、そばに来たので後ろから二の腕に「トントン」すると「ハイハイ、分かっていますよ。お代わりですね」と言って走り去りました。それから10分経って2杯目のジョッキが出てきました。「枝豆」はその10分後でした。2杯目のジョッキも空です。待たせ過ぎだ、思い切って「帰る!」と言おうとしたのですが、いや待てよネタにしようと思い、待つことにしました。しかし、料理3品が出てくるのに何分待つのか?席に案内されてから50分後に全部揃ったのです。 当初の思いは、熱いお好み焼きを「ホクホク」食べながら、冷たいビールを「グビー」っとしたかったのに、何だこの店は!バラバラの料理、タイミングの悪いビール。会計してさっさと帰ろう。でも会計でも長く待たせるのでは?と思っていたらすぐに例の女性スタッフが飛んで来たのです。はやっ!

2024.12.30
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