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230126 クレーム千夜一夜<第44話 議長の立場で相応しくない?>

朝刊を見て驚いた。1/25の朝日新聞の朝刊の1面だ。衆院議長であるH氏が非公開で与野党に説明会(朝日新聞では面会と称しています)を開いたというものだ。冒頭の1分間だけマスコミに撮影を許したようだが、そのあとは各会派の代表団6名が質問し、それに対してH衆院議長が答えるという約1時間程度の非公開のものだった。

こういう「おざなり」な公表方法(公開していないので公表と言えるのか分りませんが)だからか、結局、時間の関係で鋭い質問もなく、H衆院議長が当たり障りのない回答をして「しゃんしゃん」と終わってしまったようだ。

H衆院議長は、今世間を賑わしている宗教団体との関係性を疑われているのだ。宗教団体の総裁が出席した会合(201910月)で終了時に挨拶をして「会の内容をA総裁に早速報告したい」と宗教団体や総裁をおもねるかのような発言をしたことで問題となっている人だ。問題はそれだけではない。この関係団体の会合には8回、広報誌への記事掲載、H氏の選挙でこの宗教団体から多数のボランティア支援を受けている、等々、数々の疑惑が取り沙汰されているのだ。自ら積極的に説明するのが当然だ。世間の常識だ。

それなのに私が驚いたのは、記事に書かれているH衆院議長の発言だ。関係がグレーであり、きな臭い噂が絶えなかったからこそ、世間やマスコミでは正式に記者会見を開いて説明すべきだと追求していたのだ。その追求に対するH衆院議長の回答が「議長の立場で(記者会見を開くのは)相応しくない」というもののようだ。えっ?私は自分の目を疑ってしまった。「議長の立場で(記者会見を開くの)は相応しくない」ってどういう意味だろう?よく分らない。そういう疑いをかけられて恥ずべき人が議長という重職を続けてはいけない、辞職すべき人が堂々と議長と名乗って記者会見など開くことは議長職を侮辱するものだ。だから「議長の立場で(記者会見をするのは)相応しくない、ということなら分るが・・・。

辞職すればすべてが解決、と言っているわけではないことを付け加えておこう。

さらに驚いたことは、K首相・総裁の弁だ。「三権の長に総裁が何か指示や働きかけをするのは、三権分立の考え方からしても問題を含む」と言っている。あれ、たまたまH氏は議長職に就いたので慣例として無所属になっているが、議長の期間だけでは?先のことは分らない?そうはいっても、議長職を退いたら元の党に復帰するのは誰もが知っていることだろう。

そんな茶番な話しもさることながら、このK首相・総裁の発想もよく分らない。どうして総裁として、党に「きちんと調べろ!」と指示しないだろう。A派閥を刺激したくないから?大派閥から支持を受けて成り立っている総理大臣だから、余計なことは避けたい?政界の常識と世間の常識は大きく違うと言われるが、その通りだ。こんなに多数の不祥事が発生しているのだ。この党からはこんなに多数の不祥事が発生しているのだ。国民は混乱して分らないだろうし、どうせ、数ヶ月過ぎれば世間も忘れてしまうはずだ。

もしそうならばこんなに国民を馬鹿にした話しはないだろう。馬鹿にされている国民は、もっと怒りを持たねばいけないのでは?

本日の夕方にある薬局に行った。薬剤師さんと患者さんが話しをしていたのが耳に入った。「ああ、そうですかぁ、健康保険でこんなに薬が安くなっているんですね。助かりますねえ。やはり、日本という国は素晴らしいですね。国のおかげで私たちはこんなに助かっているんですね。こんな良い国はありませんよ。それなのに、どうして国に文句を言う人がいるのでしょうかね?」

まだまだ成熟していない日本をここで見つけたのだった。そういう民度の日本なのかなあ?

2023.01.26
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