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クレーム千夜一夜 <第45話 無投票と有効得票数 >
少しサボっていたので久々の執筆になります。
話題性としては新鮮味がちょっと薄れているかも知れません。お許しください。
4/9と4/23に行われた統一地方選挙の件について疑問に感じました。
4/27(木)付けの朝日新聞朝刊の社説を読んで、思わず拍手を送りました。社説によると、選挙制度の不備な点がいくつかあるという内容でした。4/9の41道府県議選挙では、無投票当選者数が定数の25%あるそうです。当選者の4分の1は、選挙民の投票を受けずに当選した人なのです。山梨県では何と62%が無投票当選です。
同じように4/23の町村長選挙では56%が、373町村議選挙では30%が無投票当選者なのです。このような選挙が続いていくことは、民主主義の基本、選挙のあり方そのものが問われている、というものでした。
勉強不足の私はこの数字を知らず、愕然としてしまいした。というのは、私の選挙区の県議選挙でも、定数2で立候補者が2名だったからです。ゆえに私の選挙区の人たちは県議選で投票できませんでした。結局、立候補の受付終了と同時に候補者2名は無投票で当選してしまいました。投票に行った私は拍子抜けしてしまいました。
当該の候補者はこう言うでしょう「定数以上の人たちに立候補して欲しかった。主義主張を述べ合い、競い合う中で、選挙民の皆様から価値のある信任をしていただくことが民主主義の基本だと思います。とても残念です」と。さらに、だから候補者数が少なかったのは私が悪いのではありませんよ、と言うかもしれません。確かに無投票当選者にすべての責任があるとは言えない気がしますが・・・。
今回の統一地方選挙で驚いたことはさらにあります。滋賀県のある町議会選挙では、定数14以上の立候補者がいたのですが、開票の結果、最後の議席14番目の『当選者が失格』となったのです。なぜなら『法定得票数』未満の得票数だったからです。
『法定得票数』未満ということは、選挙民の一定数以上の信任がなかったということなので、それはそれで一つの考え方なんでしょう。しかし、別な見方をすると、選挙民からの投票がなかった『無投票当選者』は信任「ゼロ」ということです。誰も信任していません。当選失格に該当します。
このアンバランスをどう考えたら良いのでしょう?簡単です。立候補者数が定数に達していなくとも、選挙民は投票するのです。法定得票数以上を獲得できてない候補者は信任を得られなかったので落選となるべきです。えっ?候補者が一人だったらどうするのかって?簡単です。法定得票数の基準を変えて、「有効総得票数」を基にするのではなく、「有権者数」に変えれば良いのです。当選失格者が増大することを恐れて、投票率は増大するのでしょうね。投票数も一人1票ではなく、一人2票にする、あるいは○票1票、×票1票 にすると選挙に関心を持つ人が増え、投票率はさらに上がると感じました。
同じように4/23の町村長選挙では56%が、373町村議選挙では30%が無投票当選者なのです。このような選挙が続いていくことは、民主主義の基本、選挙のあり方そのものが問われている、というものでした。
勉強不足の私はこの数字を知らず、愕然としてしまいした。というのは、私の選挙区の県議選挙でも、定数2で立候補者が2名だったからです。ゆえに私の選挙区の人たちは県議選で投票できませんでした。結局、立候補の受付終了と同時に候補者2名は無投票で当選してしまいました。投票に行った私は拍子抜けしてしまいました。
当該の候補者はこう言うでしょう「定数以上の人たちに立候補して欲しかった。主義主張を述べ合い、競い合う中で、選挙民の皆様から価値のある信任をしていただくことが民主主義の基本だと思います。とても残念です」と。さらに、だから候補者数が少なかったのは私が悪いのではありませんよ、と言うかもしれません。確かに無投票当選者にすべての責任があるとは言えない気がしますが・・・。
今回の統一地方選挙で驚いたことはさらにあります。滋賀県のある町議会選挙では、定数14以上の立候補者がいたのですが、開票の結果、最後の議席14番目の『当選者が失格』となったのです。なぜなら『法定得票数』未満の得票数だったからです。
『法定得票数』未満ということは、選挙民の一定数以上の信任がなかったということなので、それはそれで一つの考え方なんでしょう。しかし、別な見方をすると、選挙民からの投票がなかった『無投票当選者』は信任「ゼロ」ということです。誰も信任していません。当選失格に該当します。
このアンバランスをどう考えたら良いのでしょう?簡単です。立候補者数が定数に達していなくとも、選挙民は投票するのです。法定得票数以上を獲得できてない候補者は信任を得られなかったので落選となるべきです。えっ?候補者が一人だったらどうするのかって?簡単です。法定得票数の基準を変えて、「有効総得票数」を基にするのではなく、「有権者数」に変えれば良いのです。当選失格者が増大することを恐れて、投票率は増大するのでしょうね。投票数も一人1票ではなく、一人2票にする、あるいは○票1票、×票1票 にすると選挙に関心を持つ人が増え、投票率はさらに上がると感じました。