新着情報
クレーム千夜一夜 < 第67話 < 「え~っ?」の話 >その1
年初から尾籠の話で恐縮です。大便の後、出血で便器の底が赤くなると妻から告げられました。それも数日続いているのです。1月9日に、痔や大腸の治療で有名なM病院に付き添いで行きました。朝9時に病院入りし、待機と検査、そして診察と続き、最後の検査を残して15時を過ぎてしまいました。その日は、私は夕方から仕事があり時間がありません。最後の検査を次回にして貰いました。1月21日がその2回目の検査日でした。朝、8時半に病院入り、待機、検査後に医師の診察となり検査結果の報告となりました。「特に異常は無いのですが…」思わず「え~っ?だって先生、前回の診察以降も、便をするたびに出血していますよ。素人なのに恐縮ですが、異常が無いはずはないですよ」と強くもなく弱くもなく言いました。医師は「でも、前回と今回の検査では何ら異常は認められないのです。もう少し詳しく分る**の検査を次回してみましょう。この検査ではさらに細かい状況が分ります。ただ、予約が混んでいるので1カ月くらい先になってしまうかもしれませんが…」と説明がありました。1ヶ月後というのは長いな、と思いながらも即座に「お願いします」と返しました。診察室を出て私は予約受付に急ぎました。受付ではスタッフがモニターで予約日程を確認していました。「5月半ばまで検査予約が入っていますのでその後になりますがよろしいですか?」という言葉に私は驚いてしまいました。1カ月後だって不安なのに4カ月後の検査になってしまうのです。受付のスタッフは妻の症状の詳細を知らないから仕方が無いのでしょうが、大半の患者さんは不安だからこそ信頼できるM病院に頼って来ているのです。『わらにもすがる思い』の患者さんがいるはずです。「4カ月先になりますが…」と回答する「暢気さ」にも驚きました。
「冷静に話せよ!」と自分に言い聞かせながら「えっ?4ヶ月先ですか?でも、医師からは検査予約が1ヶ月ほど先になりそうなので薬は1カ月分処方しておきますと言われました。4ヶ月先では薬がなくなりますが…」(次回に続きます)