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クレーム千夜一夜 <第49話 「何とも言えませんね」 >
郵便局に『レターパックライト』を買いに行ったときの話です。ご存じだと思いますが少し触れておくと、所定の大きさで、厚さが3センチ以内のものであれば『レターパックライト』に封入し、番号シールをはがし、そのままポストに投函できるのです。投函した『レターパックライト』の追跡情報をパソコン上で読み取ることができるというものです。
前置きはこのくらいにして、書籍を知人に送付しようと、先日の17時40分くらいに、某駅前にある郵便局の本局に『レターパックライト』を買いに行きました。タイミングが良く、カウンター前には誰も並んでいません。すぐに注文し代金を支払いました。良い機会なので、以前から疑問に思っていたことを目の前の50代の男性スタッフに尋ねてみました。「レターパックで本を送るのですが、まあ、人それぞれの考え方があるのでしょうが、本をそのまま『レターパックライト』に入れるよりも、パッキンで包んだり、パッキン代わりに封筒に入れてから『レターパックライト』に封入した方が、中身が痛まず良いのでしょう?」男性スタッフから即答があり「なんとも言えませんね」というものでした。そこで諦めれば良かったのですが、「まあ、考え方が皆さん違うからなんとも言えないのでしょうが、手紙やはがきにマナーがあるように、やはり何かに入れてから封入した方が良いのでしょうね」と再質問してみました。すると男性スタッフは同じよう「なんとも言えませんね」とのことでした。何だか「見放されてしまった」ように感じた私は意地になってしまい「そうか、あまり断定的に回答すると後日トラブルになる可能性があるから、ということですか?まあ、最終的には私が決めて、何かあれば私の責任ですから、参考に教えていただければ良いのですよ」と伝えました。それでも相変わらず『何とも言えませんね』というのが戻ってきたのです。ここで私は引き下がることにしました。本局を出て「まあ、何と冷たい接客なんだろう。相手の気持ちに寄り添おうともしないのは接客ではなく、事務的な会話というのです。
『そうですねぇ、皆さんそれぞれ考え方が違いますからどちらでも良いのでしょうけれど、私だったら、封筒に入れてから封入しますね。でも、断言は出来ませんけれどね』のように回答してくれたらどんなに気分が良かっただろうに・・・。それどころか、その後も気持ち良く時間を過ごせたのに・・・」