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◆◆◆ 3.11以来のクレーム対応セミナーでした。 ◆◆◆
本日、東京都文京区にある私立大学の付属高校の教職員の方々に「クレーム対応セミナー」を実施してきました。本来は、“あの3月11日”に実施するはずだった「クレーム対応セミナー」だったのです。当日の開講40分前に大地震が発生しましたので急遽中止をしたというものです。中止をしたのは良いのですが、都内の交通手段が全面ストップ状態になってしまい、私は所謂「帰宅難民」になってしまったのですが、高校側のご好意でカップラーメンをご馳走になったり、果ては校長室で宿泊をさせていただいたり、という「特別おまけ付き」だったのです。7時間・8時間かけて歩いて帰宅したという友人が多い中、大変恵まれた環境でその日を過ごすことができたのは大変幸運でした。
一方、当日は約160名の高校生が校内で勉強中だったわけですが、先生方の的確な誘導のもと、全員がスムーズに無事に避難することができました。しかも、この高校の素晴らしいところは、急遽、緊急職員会を開催し、生徒の保護・身体の安全確保のためということでその晩は生徒を校内で宿泊させるという決定をしたのです。さらにすごいことにこの高校は、非常時用の備品を蓄えていたのです。生徒全員に「カンパン」「ペットボトル」「毛布」を支給し、各クラス担任の先生の指導により宿泊させることになったのです。なんと、こういう非常事態に備えてこの学校では非常用備品を確保しているのです。すごいと思いませんか?しかも、学校の迅速な決定のもと先生方は機敏に行動し、生徒に的確に指示をし、非常時の組織行動はこうあるべきだ、という見本を見せてもらったかのような印象を私は受けました。素晴らしい!
本日、その高校を40数日ぶりに再訪し、開講前には受講者の皆さんに3.11のお礼を丁重に述べてから「クレーム対応セミナー」をスタートさせました。
この高校の受講者の皆さんは、概して若い先生が多く、非常に熱心に受講してくださいました。いつも思うのですが、受講者が先生方の場合は講師としては非常に安心して進めることができます。セミナー中にこちらがお願いすることを、その通りに反応して下さるからです。
一つだけ驚いたことがありました。セミナーの最中に何と、「地震」が発生したのです。「また今日も地震?」受講者の皆さんは一瞬緊張されたのはもちろんですが、一斉に「あんたは本当に地震男だね」という視線を私に投げかけて来たのでした。えっ?それは私の考えすぎですか?そうかなあ~?そういう視線だったけどなあ~。
受講者のみなさん、校長先生、教頭先生、事務長先生、本当にありがとうございました。